任侠道の美学

次郎長は、たかがやくざだ!
現代ではやくざは社会のウジ虫だ!
しかし、あの時代!
次郎長は海道一の親分として、清水の人々に愛され尊敬され、後生を富士の裾野の開墾に奉仕し!その生涯は後に浪曲として唄われ、次郎長とその子分達一家は人気者として日本中の大衆に愛されるようになった。
1952年には村上元三原作の『次郎長三國志』がマキノ雅弘が映画化し、これが大ヒットとなり、そのリーズは9作にもおよんだ!時代劇版『オーシャンと11人の仲間』と言った面白さで愛された!
大政、小政、石松、桶屋の鬼吉、関東の綱五郎、法印の大五郎、大野の鶴吉と個性豊かで濃くて、めっぽう愉快な子分達も人気者になり、他にも、次郎長ものの映画化はこれまでに200本以上にわたる!
『次郎長三國志』は『忠臣蔵』と並び称される日本の名作時代劇にまで成長した。今映画界で『やくざ』ものが、大衆から見放されているのは、
現代やくざの血で血を洗う醜い権力争いを描く抗争ものばかりになったからだ!客が厭きてしまったのだと、映画人は気付かないのだ!
その昔!高倉健主演の任侠ものが大衆に支持されたのは、自分たちやくざは、ろくでなし!世の外道!極道者と自戒し、真っ当な道を歩くお素人衆には、一切迷惑をかけちゃならねぇと仁義を守ったからに他ならない!
当時のやくざ達が築いた『任侠道』の美学は、忠臣蔵に置ける忠義を守る『武士道』の美学にも似る!
江戸期では、地に落ちた武士道に任侠道の美しさと意気地を示して見せた、播随院長兵衛はあまりに有名だ!
『次郎長三國志』は、やくざである次郎長が、主役の映画だが、やくざ礼賛の映画ではない!
一歩下がって素人衆には一切迷惑を掛けちゃならねぇと仁義を守り通し、任侠道の美しさを貫く!
『次郎長三國志』はそんなかっこいい映画なんだ!

written by : 津川雅彦 : 2008年9月19日 09:07
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