2009年1月アーカイブ

秋篠宮両殿下からの優しいお見舞い電話が!

2009年1月30日 16:02

1月27日に映画『旭山動物園物語』の完成披露試写会が行われ、うれしい事に、動物園水族館協会の総裁であらせられる秋篠宮両殿下にご臨席を賜る栄誉に浴せたことは既にブログでも紹介させて頂きましたが、昨日小菅園長から病院にお電話を頂き、
実は秋篠宮の宮務官から、小菅園長に電話があり『津川さんのご病気の一日も早い回復をお祈りをしてますとお伝え下さい』と秋篠宮両殿下からのお言付けがあったとの事!
なんて優しい方なんだろうと感激もひとしおです!
完成披露試写会当日も、映画が終わった後、こちらからは如何でしたとは、お聞き出来ないのだが、隣の席で映画を御覧になった、旭川市長の話では、『よく笑っていらしたし、お風邪を引いていらっしゃらないなら、何度か鼻をすすっていらしたので、泣いてもいらしたんじゃないか』とのこと、
試写会終了後、ご退場の折りに、見送りに出た小菅園長に、ご自分から歩み依られ、
『感動しましたよ!素晴らしい映画でしたね』と、いつも聞くお声より少し高い!心弾んだ様子でおっしゃってくださったとの事!
更に愉しそうな笑顔で、『園長も坂東副園長も市長も映画に出ていらっしゃいましたね!最後には津川さん迄も!』と気が付かれていて、つぶさに良く観て下さっていたようだし!『あのゾウがいたのは秋田動物園ですね。豊橋動物園も映ってましたね、その後のは海遊館ですね』と、さすが動物園、水族館協会総裁だけあって良くご存じだったとの事!
これも興味深く観ていただいた証拠だと園長も大感激!
後からわざわざ僕に、お見舞いの電話をくださるのも、異例のことで、映画に対する好感触の故だろうと、園長からのうれしいうれしい伝言でした!
又昨日は肺の中に入っていた管が全て抜くことが出来!秋篠宮両殿下からの優しいお見舞い電話のご利益に違いないと喜んでいます!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月30日 16:02
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1月24日のシネプレックス旭川での『旭山動物園物語』の特別先行上映会は

2009年1月28日 00:12

吹雪の中、寒さにもめげず9時の第一回目の上映の前には何と!
150人もの行列が出来、好スタートを切ったと
読売新聞で報道されましたが、昨日その成果がでました!
24日25日の土日2日間での入場者数3784名!
興業収入3,964,700円の奇跡の大ヒットでのスタートです!
その証拠に業界通信にも“シネプレックス旭川の動員は初日2日間での”『新記録!」と発表されたからです!
ちなみに、
これまでの歴代1位は
「マトリックス:リローディッド」
2536人(3,830,300円) 2位は
「ロード・オブ・ザ・リング」
2757人(3,524,400円) 3位は
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
2609人(3,088,800円)つまり『旭山動物園物語』は『マトリックス』も『ロードオブザリング』も『ハリーポッター』をも完璧に抜いた訳です!
2月7日の全国封切りに向けて、世の中が『旭山動物園物語』で俄然盛り上がってまいりた!うれしくて、うれしくてたまりません!
まずはご報告まで!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月28日 00:12
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動物園、水族館協会の総裁であらせられる秋篠宮両殿下に、素晴らしいことに、本日の『旭山動物園物語』の完成披露試写会にご臨席を賜ることが出来ました!

2009年1月27日 19:07

無上の喜びとは、まさしくこのこと!
老若男女から子供達までも魅せることの出来る映画を創りたいのが僕の夢だったが、それはあらゆる階層の方々を魅了する映画と言うことでもある!
また岩下志麻さんや浅丘ルリ子さん等大スターにもご出席を頂き、
華やかさも一段と盛り上がり、舞台挨拶では、まず主題歌を創った谷村新司さんと主題歌を歌った西田敏行さんが、この歌の印税を『旭山動物園』の『もっと夢基金』に寄付をする贈呈式を行い、その後谷村、西田のお二人に加えて、柄本明、岸部一徳、前田愛、萬田久子、中村靖日、塩見三省、平泉成、に我らが小菅園長にご挨拶を頂く夢のように華やかな試写会になります!
あー僕も出席したかったなあ!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月27日 19:07
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沢山の方々の心優しい励ましやうれしいコメントを頂き心より感謝してます!こういう時は本当に一つ一つのお言葉が、元気に繋がります!心より有り難う!

2009年1月27日 12:39

さてお陰様で手術は大成功でした!
僕はつくづく運が強いと思います!
逆境に強いんだな!
最初の術前の先生との打ち合わせでは、
肺に膨らんだ風船を取り除く手術の後、
一番治りの早い最良の縫合の仕方は、断念せざるを得ない状態だと言われちゃって!『なぜなら津川さんのこれまでの肺の状態が、肺炎やってたり、この度も手術するまでに、肺に管を入れたまま、二週間も仕事にいってて、肺に細菌が入ってる恐れが充分考えられるから、
術後は二本の管を入れたまま二週間、肺の中の雑菌を洗浄しなければならないらしい!
縫合後も縫った糸の隙間から漏れる空気を、肺が自然にその隙間を塞ぎ治癒してくれるのを待たなきゃならないとの事。
69才のお年を考えると、管を肺から抜くまでにも、四週間以上はかかりますから、退院はその先でしか考えられません!』
と言われたのだった!さて実際に手術にかかったら、
午後3時半から10時半まで、7時間かかったが、
なんと開けて見ると、肺の中には菌は全くいなかった!
最高に綺麗な状態だったから、縫合も最良のやり方である、
体に同化する布を貼って縫えたので、
穴や隙間を完全に塞ぐことが出来たとのこと!
このチームは先日肺の移植手術を成功させた猛者らしい!
まあ廿五年間タバコを止めてたのも良かったのかも知れない!
ということで、
俄然肺に入った二本の管も早く抜け、退院も早期に出来ることになりそう!
ちょっとした奇跡です!
術後!今日で四日目!
昨日一本肺の管を抜けました!
やっと色んな痛みに慣れてもきて、メールを書ける余裕も出来たんで、慎んで、ご報告まで申し上げますた!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月27日 12:39
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私!とうとうダウンしてしまいました!

2009年1月21日 11:44

いわば、肺に穴があき、気胸を起こしてしまった訳です!
実は30年前に、両肺の中に巨大嚢と呼ばれる大きな風船が膨らんでいることを発見しました!
何万人に一人の奇病だと言われたしたが、
その状態のままでは、どちらかの風船が破裂すると、息が苦しくなり命にもかかわると言われ、右側の大きい方の風船を手術し除去いたしました。
お陰で、片肺の方は健康を取り戻す事が出来たのですが、30年前ですから、当時は結構大手術で、背中を肩から脇の下まで、袈裟懸けに切ったもので、術後のリハビリが大変で、
もう片肺の方も、やはり50%を占める大きさの風船が残っていたのですが、あの手術の大変さを考えると、気楽にもう一つの風船も取り出して欲しいと言える手術ではないので、
とりあえず生涯そのまま維持出来るかも知れないし、自然に破れるまで待ってから手術しても、命にかかわることはないと言うことで、そのまま放っておいて、今年で丁度30年間無事破裂もせずに保ってこれたと言う訳です!
…がとうとう!この度、その老風船に穴が空き、ダウンとなってしまいました!
『旭山動物園物語』撮影中にも肺炎を患い、車椅子で酸素吸入と言う、いで立ちで撮影を敢行し、無事完成にこぎつけた訳ですが、
やはり無理が祟ったのかもしれませんね!
今は応急処置に肺に穴を開けて管を通し空気を抜いて、急場を凌いでいます!
しかし16日17日には旭川では旭川商工会議所の主宰の講演会に呼ばれていて、17日は近畿日本ツーリストの催しで、映画『旭山動物園物語』を観て、
旭山動物園へ行って、小菅園長と僕の対談を聞くと言う催事に参加することになっていたのですが、気胸と言う病気は気圧のかかる、飛行機は、命取りになると、ドクターストップがかかり、急遽無理を言って、兄の長門裕之と前田愛ちゃんに応援に駆けつけて貰い急場を凌いで貰った訳です!
更に、まだやらなきゃならない仕事が幾つか残っており、これを終えなければ、肺に膨らんだ風船を取り除く手術が出来ません!
お医者さんの診断では、後の健康を考えれば一日も早い処置が必要だとのこと!
さて親の死に目に逢えるどころか、自分も畳の上でも死ねないのが、役者の宿命のようです!まるで葉隠れの武士です!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月21日 11:44
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長門裕之さんが釧路動物園にやって来た!

2009年1月18日 14:49

今日は象のベテラン飼育係として新人を連れて来て、能書きを垂れながら、ナナちゃんの頬っぺを愛撫するシーンだ!
まず長門さんにはアフリカ象と言えども、怖がる必要はない!
人間の手で育てられ、大変おとなしい象だから!と安心させた。
長門さんが変にびくついたら最後!なめられて、かえって危険だ!
長門さんには、もしもの時でも、ナナちゃんから盾になる柱の位置を確認して貰い 、
ぶっつけ本番で挑む事にした!
長門さんが『おい監督!大丈夫かい?象はおとなしいんだな!と念を押した!
あれ?不安なのかな?だとしたら不味いぞ!
『長門さんさえベテラン飼育係として、平常心でやれば全然大丈夫だよ!ナナちゃんは子象の時は子供を乗せて遊んでやったぐらい人懐っこい象なんだからさ!』と安心させた!
もしこれで万が一、長門さんが少々怪我をすることがあっても、
他の役者じゃ不味いが、相手は兄貴だ!乱暴な話しだが、怪我させるなら肉親の方が気が楽だし、ごめんなさいも効く!
さて本番!『ヨーイ、ハイ』長門さんがナナちゃんに近づき柱を盾にした位置に止まった!ナナちゃんは川上さんから貰う餌を食べるのに夢中だ!…と、長門さん大胆に柱から一歩踏み出し、ナナちゃんに密着した!
危険な近づき方だが、確かに飼育係としては、それくらい馴れ馴れしい距離であって欲しいが、知らない強みだなと感心した!
長門さんは難なく手を伸ばしてナナちゃんの頬っぺたに触った!
…と、ナナちゃんは突然、何を思ったか!
触った主を確かめようと振り向いた!
安心して近より過ぎてた長門さんは、驚いて飛び退いたが、履き慣れない長靴のせいで足がよろけて、そのまま尻餅をついてしまった!
僕はすぐに飛び出し兄貴を助け起こしたが、象の前での尻餅は最悪の事態だ!
以後象に徹底的に舐められてしまう!
咄嗟に僕は川上さんに、長門さんに餌をやらせて下さいと頼んだ!
兄貴もしまったと思ったんだろう!すぐに川上さんの側に行きナナちゃんに餌をやりはじめた!ナナちゃんも何事もなかったように、長門さんが矢継ぎ早に差し出す餌を快調に食べ始めた!それから約30分!長門さんは興奮してるからをやるスピードがあまりに速い!
あっという間にリンゴとみかんの箱が兄貴の背の高さまで積まれた。『ストップ!オーケー』と僕が声をかけなきゃ止まらないぐらい夢中で餌をやってた兄貴も、はっと我に還った!
30分にわたる餌やりで、もう充分長門さんはナナちゃんと信頼関係を取り戻していた!
さすが我が兄貴!長門さんもノーテンキで
『雅彦!大丈夫、もうナナちゃんとはすっかり仲良しだぜ!本番行こう!』と張り切り出した。自信溢れて調子に乗ってる時ならナナちゃんもその気になってくれるかも知れない。
すかさず『本番』と声を掛けた!『ヨーイ!ハイ!』兄貴の足取りは軽い!自信満々でナナちゃんの側により、
なんなく、その頬っぺたをペタペタと愛撫した!ナナちゃんも何事もなく長門さんのさせるに任せている。『カット!オーケー』
いやあー無事怪我人もなく上手く行った!
この象のナナちゃんが
更に別班のキャメラでご披露してくれて写っていたのが、場内の音楽に合わせてリズムを取り尻尾をフリフリ、身体をゆらして、鼻を挙げたり、くるくる自転したり、一人で踊っている可愛い姿だった!愛嬌者のナナちゃんならではの素晴らしいダンスを見て、これは是非!入園者数が上野を越えて日本一に輝いた、その喜びで園長がナナちゃんと一緒にダンスを踊る場面にしたくなり、西田園長にお願いしてナナちゃんに合わせて踊って貰い、二人の楽しいダンスシーンとする事が出来た!大活躍してくれたナナちゃんだが、撮影終了後の去年の11月9日
突然亡くなった!左前足の爪が化膿したのが、原因と聞く!享年35才!何とも悲しい出来事だ!せめてナナちゃんを愛して下さった皆さんには、映画『旭山動物園物語』で在りし日の素晴らしいナナちゃんの面影を偲んで下さい!合掌!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月18日 14:49
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奇跡の動物達、釧路動物園の巻

2009年1月17日 11:55

映画の死活を決める象くんの雪合戦や交尾の貴重な映像が奇跡的に撮れて大喜びも束の間、秋田の動物園から、誠に相済まないが『旭山動物園物語』の撮影には協力出来ないとの申し入れがあった!
万事休すだ!
直ちに!我々は、アフリカ象がいて、雪が降り、且つ古い飼育舎と放飼場のある動物園を探し撮影の許可を得なければならない!
…が、そんな条件を満たす動物園はもう釧路動物園しかなかった!
最後の望みを託した返事は、間もなく釧路動物園からあった!
撮影オーケーとの許可が出た!更に嬉しい事に、秋田動物園からも、これまで撮影した象の映像に関しては、使用してもよろしいとの回答も返って来た!
僕はもう嬉しくて、
『秋田動物園万歳』
『釧路動物園万歳』を叫んだくらいだ!
さて早速、釧路動物園をロケハンした!
最大の難問は、長門弘之演ずる、象の飼育係の韮崎が、象の頬っぺによしよしとペタペタさわってやる事だ。
秋田ではとんでもない!『5メートル以内にカメラも俳優も近づけないで下さい!気が荒くて、神経質だから、非常に危険です!』と言下に断られたが、諦めきれない!
さて釧路動物園を訪ねて、まずほ象の飼育係の川上さんと一緒に飼育舎に入り、秋田の条件と同じ5メートルの間隔を開けて、飼育係の川上さんと象の様子を見ながら30分話を聞いた!
この象ちゃんも、奇しくも旭山動物園のナナちゃんと同じ名前だった!
釧路のナナちゃんは、子供の時から人間に育てられ、小象の時は子供のお客さんを乗せて歩く程、優しくおとなしい性格だったと言う!ちょっと秋田とは違うかな?と言う感じだった!
そこで川上さんにもう少し近づいても良いですかと尋ねると、
『ああ象の鼻が届かない距離なら大丈夫ですよ』と言って下さった!そこで鼻が届かないギリギリの距離まで近づいて又30分!
川上さんと話をした!
放飼場の外を歩いていると、いきなり塀の中からナナちゃんの鼻だけが現れて驚いたが、
好奇心が旺盛で外を歩く見えない人間が何者か知りたくて探っているらしい!
象は鼻で全てを察知する!ナナちゃんは特に人懐っこく育ったせいで、塀の外を歩く人間をチェックをしたいのだ!
そんな話の後!川上さんに思いきって尋ねみた!『ナナちゃんの頬っぺにさわれませんかね』川上さんは唸った!『津川さんが触りたいんですか?』『はい!実は長門弘之が飼育係として頬っぺに触るシーンを撮りたいんですが、その前に予行演習をしときたいんです!』川上さん又唸った!しばらく考えた後、『今、僕が餌をやりますから、その間にその真横の柱まで近付いて、柱を盾に出来る位置からなら、頬っぺたに触っても、万が一ナナが敏感に反応しても、柱が盾になってそれ以上津川さんに害が及ぼさないから大丈夫でしょう』と許可をしてくれた!やったやった!『万事サイ翁が馬』の例えの通り秋田に断られた不幸があったから、この幸せかあるのだ!
さあ!川上さんがナナちゃんに餌をやっている!ナナちゃんが餌に気を取られている間に、僕は素早く且つ静かに真横の柱まで進み、目の前でもくもくと食べているナナちゃんの頬っぺに、ペタペタと触る事ができた。
飼育舎に入って2時間!川上さんの協力のお陰で、到底不可能と言われていたアフリカ象の頬っぺに触る事が出来た!
さあ明日は長門弘之が触る番だが、まだ
アフリカ象に触る話も
、どれだけ危険な事かも話していない!
アフリカ象は利口だから、相手がびくついてもすぐ察知して軽蔑してしまう!象の前で飼育係の人にでもペコリと頭を下げただけでも『こいつ手下だな』と見下してしまう!
目の前で転ぼうもなら、完璧になめられてしまう!さあ長門さん頑張ってね!続きは又後日!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月17日 11:55
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奇跡の動物達『ゾウの巻』

2009年1月 8日 13:43

その昔!旭山動物園の象のナナちゃんは、
冬になり雪が積もると、会いに来た小菅園長に向かって雪を丸めて投げたと言う!
当時!冬は閉園してたが、雪の中の動物達もお客様に見せてあげたいと園長が思う切っ掛けになったのが、この象のナナちゃんの雪合戦だった
映画『旭山動物園物語』を撮るに当たって、全て本当にあった話しで構成したかったので、ナナちゃんの話しも躊躇なく脚本に入れた!
さて実際の撮影に当たって、今の旭山動物は新しく成りすぎていて、昔の古い動物園の面影がない!
更に雪合戦をする、
ナナちゃんは既に2006年に亡くなっていて、今は旭山動物園に存在しない!雪が降る地方の動物園で、アフリカ象が居てかつ、古い飼育場を感じさせてくれる動物園を探した結果!
秋田市立動物園が見つかった!
小菅園長からお願いをして頂き、撮影許可が取れ、ロケハンに行く事になった!
まず飼育係の方に雪合戦の事を聞いて見たが、『雪合戦?ゾウが?そんなことしませんよ!』とつれない返事だった!
やっぱりとは思ったが、もしかしたらと期待もしていたから、どうすれば良いのかと思うにつけ、目の前は真っ暗になった!
とにかく旭山のななちゃんはやったんだから、望みは捨てるべきではない!方法を見つけ、やれることを最大限努力する事が何より大事だ!
その第一は象を撮るチャンスを増やす事だ!まだ100%雪合戦をやらないと決まった訳ではない!
もしかしたら、飼育係の方も見ていない時に、一人で雪で遊んでいるかも知れない!
旭山動物園のナナちゃんがやった以上、可能性は皆無ではない筈!
それには秋田動物園の雪の中にいる象が雪合戦をやるまで、ずーと撮り続けるしかない!
期間も費用も限界があるが、可能性がある限り挑戦するしかない!クランクインは2008年の2月だが、準備が始まったのは2006年の夏!
雪の動物園を撮るチャンスは2007年冬と2008年冬の二度ある事になる!
ところが秋が過ぎても、制作側の重役プロデューサーが、稟議が回ってないとかなんとか理由をつけて、スタッフもキャメラも出さない!
要するに動物映画の作り方を知らない素人達なんだ!
こっちは監督であり責任者だから!素人達の戯言に耳を貸してる暇はない!
そこで僕が名誉校長をしているFC東京と言う映画の専門学校にキャメラも揃っていて、
生徒達の中には腕の良いキャメラマンも揃っている!
急遽!彼らに頼んで、秋田動物園の象!日立動物園のゴリラと
伊豆シャボテン公園のチンパンジー!
更に、これまで旭山動物園専門に動物写真を撮っていた、今津氏にキャメラを回して貰い、ラストシーン用に
動物達が鳴いたり吠えたりしている様を撮って貰う事にして、
計4ヶ所に独断でキャメラマンを派遣した!
さて2007年になってまずゴリラのドラミングが撮れたと幸先の良い報告があった!
自分の胸を叩き威嚇行動をするゴリラならではの格好良い仕草だが、なかなか動物園にいるゴリラには見られない貴重な仕草の映像だ!
動物を撮る事だけでなく、キャメラでギャラを取った事もない素人キャメラマンがよくぞ撮った!
この映画はついてるぞと直感したが、
2月になって、なんと!奇跡的にも、象の雪投げが撮れた!こんなにも早く心配していた、その映像が撮る事が出来、目の前に送られて来た時、僕は狂喜乱舞した!
更に雪が溶けてからは、あり得ない映像が届いた!それは象の交尾だった!
これは旭山動物園の小菅園長ですら、一度も見たことのないと言う貴重な資料にもなる映像だ!こんなに幸運があって良いのかと思うほどの感動だったが、
回りにいるのは、
制作の経験もない重役プロデューサーだけで、理解のあるスタッフも仲間もいない、それは実に孤独な感激だった!
更に良いことばかりは続かない!
秋田動物園で、他のテレビ局が撮っていたキリンが死んだ事が議会で問題になり、『旭山動物園物語』への撮影協力も出来なくなったとの連絡が入った!
青天のヘキレキとはこの事だ!
好事魔多しと言うが、つまり撮影協力をしないって事は、これまでの奇跡のショットも全て使用不可と言う事か?
つまり全てがぬか喜びなるって事か?
そんなバカな!
続きはまた後日!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月 8日 13:43
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ワル西奮戦記もいよいよファイナルに!

2009年1月 7日 10:21

旭山動物園が廃園の危機に瀕した時!
全飼育係が街頭に出て、動物園の必要を訴えるシーンは、昔から変わらぬ旭川駅前でロケが出来てリアリティーが出た!
ワル西の尽力で色んな
ロケ地が撮影可能になった!
園長が小学校を訪ね動物園の役割を説明するシーンを撮る時も、旭山動物園に一番近い旭川小学校が全校生徒の総合学習の時間に当てて協力して下さる事になった!
西田園長と共に本物の小菅園長も同行して貰い!生徒達からの質問にも答えてあげられる体勢を敷いて貰った!集まってくれたのは、全校生徒300人プラス、先生方30人!それにPTAのお母さん方が100人!あっ!お昼には、そのお母さん方がボランティアで、カレーライスをご馳走して下さった!又こういう時のカレーはやたらにうまくて感激した!
さて朝からはじめた撮影はキャメラ2台で、
西田園長に命の平等を語って貰ったが、このセリフはこういった経験も豊富な小菅園長がみずから考えて下さったので実に面白い!
『野生動物は怖いね、間違って檻に入ってしまったら、がぶりと殺られるね!でも実は、彼らも本当はたちが怖いんだよ!』生徒達はいっせいに『エッー』と疑問符を投げ掛け乗ってくる!『でも人間にとって可愛いから生かしてやり、可愛くないのは、毛皮にするんじゃ勝手過ぎるよね!』とたたみかける!
こうして『人間も動物も素晴らしい命なんだから大事にしようね』と締めくくる!
最後までワンカットで通して本番やって、
お昼になった!
後は子供達の表情を沢山拾いたいが、相手は小学校一年生から六年生!高学年はまだしも、低学年は最初のうちは珍しい撮影風景に興味津々!更に自分達にカメラが向けられると、緊張もしたりで楽しく過ごしてくれていたが、一通り西田園長の話を聴いてしまった後は同じ事の繰り返し!お昼を過ぎたあたりから飽きも入って退屈し出した!もぞもぞ、ざわざわし出したので、
撮影に拍車をかけたが、もう少し頑張って貰いたい!
そんな時!すかさず西田園長がしゃべりだした『みんなは知らないだろうが、おじさんは紅白歌合戦に出た事あるんだよ!』こどもたちは信じられないとばかり『エッー』と声をあげた!西田園長が
『でもお母さんたちは知ってるかもね』と言うと、お母さんから『知ってまーす』『素敵でしたー』と声が起こった!
西田園長は『よし!じゃ!みんなが頑張ってくれてるお礼に歌おうか!』きゃーと言う嬌声と共に全員拍手で大喜び!西田さん伴奏もなく、アカペラで『もしもピアノが弾けたなら』を歌いだした!
会場はあまりの素敵なハプニングに、水を打ったようにシーンとなった!準備を急がなければならないスタッフまでも手が止まった!
歌が終わると全員思わぬプレゼントに一気に
湧いた!西田園長はすかさず『じゃお返しにみんなの校歌を歌ってよ!』全校生徒と先生、お母さん方が声を揃えて校歌を歌う!
西田園長とみんなの距離があっと言う間に縮まった!素晴らしい西田園長の心意気で撮影は大成功となった!
名優は自分がうまいだけじゃぁない、相手を魅了させる心を持っている役者の事を言うんだ!今回でワル西奮戦記は終わります!

written by : 津川雅彦 : 2009年1月 7日 10:21
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ワル西も木から落ちる

2009年1月 5日 17:49


4月ロケの最終日は, 動物園内の猛獣館での撮影予定だったが! 突然ライオンのレイラが、めでたく赤ちゃんを産んだ! ライオンは出産直後は神経質になっていて、撮影隊が入り込んだりしたら、赤ちゃんを食い殺したりするぐらいの気の立ちようだから、バックヤードでの撮影は不可能となった!急きょチンパンジーとオラウータンのバックヤードでの撮影にチェンジしたが、お陰と言うか、かえってロケもスムーズに進行し、 動物達の豊かな表情も撮れた! 一方、ワル西にあるまじき素敵な発案により,スタッフ,監督,役者などの労をねぎらうために,旭川名物「バナナ焼き」(バナナの形をした、白あんのおやき)と牛乳が撮影終了予定の昼に届くよう手配された! 園内の休憩所で渡す予定だったらしいが、 そうとは聞かされていなかった僕は、 肺炎の危機からも立直り、思ったより快調に撮影が進行し、この分だとロケも早く終了するぞと喜んでたが! 逆にワル西は大慌てとなった! 何度も部下にバナナ焼きを早く届けるように催促! 「店に取りに行く人間に言って,早く届けさせろ!」と語気も荒く怒鳴るワル西。 結局,バナナ焼き屋さんにはワル西の思いは通ぜず、撮影終了までに間に合わせてくれなかった! 撮影終了後は、別に手配していた牛乳だけがスタッフ・キャストに配られた! 何喰わぬ顔で嬉しそうに皆と一緒に牛乳を飲んだ、ワル西の胸中やいかに。 撮影終了後,スタッフやキャスストがホテルに戻っていった後になってやっと、届いたバナナ焼きこそ哀れなり。 ワル西は仕方なく,撮影スタッフの宿泊先である「トーヨーホテル」のフロントに届けてもらうよう部下に指示した。 角川の制作担当にも 「スタッフがホテル戻ってきたら全員にバナナ焼きを配布してほしい」とお願い。 制作担当も「わかりました。いいすよ〜」。でも、しばらく後に,ホテルフロントにバナナ焼きが配られたか電話で確認したワル西! 『まだ配られていない!どうなっているんだ!」と,部下に怒鳴る「ホテルに行って確認してこい!」と命令した。 即、車でホテル向かった部下。やはりホテルのロビーに確かにバナナ焼きが出ていない。…が1人2人とスタッフがもどってくる。 ホテルフロントに確認したところ,「ええ,配る方が来るまで,フロントでお預かりしてますよ。」要するに配布するスタッフに、 ワル西の焦る思いは通ぜず、まだ来ていなかったのだ。 まっ!すったもんだの末!すっかり醒めきった、白あん入りの甘〜いバナナ焼きはスタッフみんなの口に入ったとさ−。 あーあ。バナナ焼きに振り回されたちょっと可哀想なワル西のロケ最終日でした。 はい!お待ちかね! ワル西の働きぶりが想像出来る写真でーす!
written by : 津川雅彦 : 2009年1月 5日 17:49
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明けましておめでとう!今年もよろしく!さあワル西の続きです

2009年1月 2日 18:31


ワル西遂に困ったの巻! 旭山動物園内でのロケは、冬の期間は開園が 10時からだから、撮影は9時半で終わらなければならない! したがって撮影開始は 7時! 寒い旭川ロケで一番寒かったのは零下30度だった! 空気中の水分が凍って世の中が一面スワロフスキーを散りばめたように、きらきら光る現象が起こるのだ! だからダイヤモンドダストと呼ばれる! そのダイヤモンドダストが光る寒い朝は、 生憎エキストラ300人を集めての、さる山の撮影だった! エキストラの皆さんの大方は旭川市民だろうから、寒さには慣れてると言えども、やはり零下30度は寒い筈! その二日前の事! エキストラの人数は300人用意したとの、ワル西ちゃんとチーフ助監督の打ち合わせが耳に入ったので、『300人は必要ないよ!30人で充分だよ!』と言ったら、ワル西ちゃんが 『えっ!』と血相変えて『今更断れませんよ!300人使って下さい』と言う! 僕も『無駄なカットを撮っても仕方がないだろう!』と言い返したが、『無駄でも、折角集まってくれたエキストラを何も撮らないで帰す訳には行きませんよ!無駄でも撮って下さい』と、ワル西は一歩も引かない! 『無駄なカットと言う事は、映画の中で使わないと言う事だよ! お寺のお坊さんのように、二度と一生のお願いは効かないんだよ!その事を承知なら撮るけどさ!それで良いのね!』 『良いから撮って下さい!』 『解りました!』 とうとう僕もワル西、鵜師の操る、鵜にさせられちゃった! それでも鵜匠は不満たらたらで、『映画が上映された暁に、ご自分が映ってない事に気付いたエキストラの人達に、顔向けが出来ない!上映中は旭川からしばらく雲隠れしますよ』と、ぼやく事、ぼやく事しきり! この一部始終をワル西の側で何とも嬉しそうに聴いてる男がいた! ワル西の一の子分の加藤だ! 彼は全撮影が終了した打ち上げの会で、 『私はワル西の子分です、ワル西には弁当用意しなかっただけで軍法会議だ!食い物の恨みは恐ろしいと心得よ!と、何かあると貴様!軍法会議だと、 いじめられて、お陰様で今日の私があります』と堂々と満場の中で親分をワル西呼ばわりした度胸は大したものだ! 最初にワル西ちゃんから紹介された時は、 まだ瞳孔が開いたままで、きょときょとしていたのを思いだすが! 成る程、ワル西の影響大なるものがあり、 逞しく育ったものだ! 酔った勢いと言えども大した発言が出来る玉になった! この子分、その零下30 度のこの上ない寒い日も、親分の言い付けで朝6時に門を開け、撮影隊が到着するのを待った!スタッフの車数台とキャスト車に続いて最後に監督車が入ると、その監督と一緒にワル西が降りて来る! 『身分の違いがあるにせよ,おなじ職場なのに,かたや早朝極寒の中、外で立ちっぱなしの自分。かたや一番最後に暖房の入った車で悠々!監督とロケ現場入りする上司! 正直わびしいなーと思いました! 俺はああ言う風にはなりたくないとも、心底思いました』と、打ち上げの席で述懐してたが、そのワル西親分がエキストラ問題で情けなそうにぼやいているのを見て、子分加藤は余程小気味良かったのだろう!嬉しそうな顔が隠しきれず、僕に見破られたくらいだ! しかし、この子分加藤は!親分の育て甲斐あって、末頼もしい第二のワル西誕生となるに違いない! お待たせしました! これがワル西の生写真です! どうです!ほくに一生懸命説明させて、 ワル西は不遜にも両手をポケットに突っ込んでます!明日はワル西らしい決定的写真にしましょう!
written by : 津川雅彦 : 2009年1月 2日 18:31
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